機雷がなんだ! 全速前進!

SEというかプログラマというか、日々のエンジニア生活の中で体験したことなどを中心に書き残しています。

沼津へFACOMを見に行ってきました

3/14(金)日本初の国産スーパーコンピュータFACOMを見学に行って来ました。

キッカケは一緒に社内勉強会をやっているメンバーとの他愛もない会話が切掛でした。

私は企画をおねだりしただけなのですが、見学ツアーを企画、設計して感動的なツアーをコーディネートしてくれた同僚に感謝します。

 

行って来たのは富士通の沼津工場内にある「池田記念室 : 富士通」です。

ここにはプロジェクトXでも取り上げられた動くFACOM128が展示されています。

この業界で働くものとして、一度は行ってみたいと思っていた場所なのでした。

 


プロジェクトX 国産コンピューター ゼロからの大逆転 - YouTube

 

当時の世界最速コンピュータ開発をめぐる有名な象(IBM)と蟻(富士通)の戦いです。ミスターコンピュータ池田敏雄氏の言葉「全ての開発は感動から始まる…」は、聞くだに胸が熱くなる気がします。そして、学生を前にした講演で「人間は進歩をしていない限り、本当の生きている実在感と幸福感はないはずなんです。絶えず進歩していく、自分を進歩させていくということに、本当の生きている意義があるんじゃないかと、私は思います」という言葉は、そのままは受け入れられないけれど、人間を技術屋と読みかえると私にはシックリくるような気がしました。

 

アルバム コメント

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先ずは沼津港で腹ごしらえのお店「丸天」の魔除けw

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(マ)グロカブト。確かにグロいすね…^^;

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腹が減っては戦はできぬ!

ってことで、名物の天丼をいただきました…が、完食できず撃沈!!

ボリュームあり過ぎです。。

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見よ!コレが今でも動く日本初の国産スーパーコンピュータFACOM128の勇姿!説明してくれる方からもただならぬ熱意を感じました。ちなみに、この子は女の子でファ子ちゃんという愛称があるそうです。

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これがFACOMに使われているリレー回路の部品です。思ったよりもひとつひとつが大きい!

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操作盤です。昔ながらの機械式のボタンです。デモ処理として5次元連立方程式を計算させてみました。

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パネル表示は、これまた面白くて、ソロバンと同じ表現がされていました。これも国産コンピュータならではと感じました。

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操作盤アップの図。

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一般記憶装置。つまりFACOMのメインメモリです。

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FACOMの全体像の説明図
f:id:orinbou:20140325000452j:plain こちらは乗除算開平装置になります。
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計算結果をこの紙に出力します。

しかも凄いんです。計算結果が正しいか検算する仕組みをもっているんです。つまりテストが自動化されているのです。素晴らしい。

ちなみに検算でミスを発見すると、自動でリトライまでかかるとか…どんだけ凄いんだって思いました。だって60年近く昔なんですよ!作った人は天才としか思えない。

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FACOM128を別の角度から。

全体は40畳の広さになります。兎に角デカイ。

昔も今もスパコンはやはりデカイんです。

f:id:orinbou:20140325000448j:plain FACOM本体のすぐそばに説明用のパネルが展示してあります。

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入力データは紙テープからINPUTします。

現役で動く紙テープと読み取り装置を見るのは、初めてでした。カルチャー・ショックですね~

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池田敏雄氏の書いたノートが展示されていました。清書版のノートとはいえ、人間が書いたとは思えないほど、細かくて美しいノートでした。しかもこのノートはミスが許されない万年筆で書かれているのです。驚きの連続でした。

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FACOM128の操作版の右下はプリント用紙が保管されています。ちなみに、見るからに引き出しっぽく見えていたものが、実は引き出しではなかったことにも少し驚きましたw
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 LSIの回路の熱を下げるため段々の煙突を付けて表面積を増やしてあります。今と同じヒートシンクの考え方ですね。

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ジャンパーだらけの回路。このジャンパーの回路線の一本いっぽんの長さにも意味があるのだそうです。もはや人間業ではないような…そもそも、これで安定して動くのでしょうか…少々不安な気もしました。

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セラミックで焼きを入れた回路の多層板です。

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当時のメモリ(RAM)です。

時代と共に段々と目が細かくなり容量が増加していきますが、まだハンドメイド(なんと手編み!)の時代でした。

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インゴットをスライスした半導体のシリコンウェハです。

まるで魔法の鏡のように美しい。

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スライス前はこんな円柱なんです。

天辺がメタルスライムみたいで可愛いw

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もはや金属(珪素なので厳密には金属ではないか…)のハムのようです。

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現代のスーパーコンピュータ京のパネルも展示してありました。知らなかったんですが、京は水冷式で、結構大きめのラックに詰め込まれたコンピュータ✕861台で構成されているそうです。高集積化が進んでいるにもかかわらず、スーパーコンピュータは昔よりも断然巨大になっていることが分かります。

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当時プロジェクトルームとなったとんかつ屋「あたりや」で〆の晩御飯をいただきました。美味しかったです。

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家に帰って飲みながらプロジェクトXを見なおしてしまった。

 

ミスターコンピュータ、感動をありがとう!!

また会う日まで

 

C++の構造体で多重継承してみた

ホントだ。確かにできました。なるほどね~。
確かに構造体(struct)は分類的にはクラスです。
単にstructをつけたクラスとして定義されてるので、当たり前と言えば当たり前か...^^;
欲を言えば、余計なことできないように抑止して欲しかったけど...
ま、実際はこんな使い方しないからイイけどねw

////////////////
// クラス
////////////////
class ClassX { public: int iNoX; };
class ClassY { public: int iNoY; };

////////////////
// 構造体
////////////////
struct StructA { int iNoA; };
struct StructB { int iNoB; };

////////////////
// マゼマゼ
////////////////
struct StructC : public ClassX, ClassY, StructA, StructB { int iNoC; };

////////////////
// 実行
////////////////
int main()
{
// マゼマゼ
StructC test;
test.iNoA = 1;
test.iNoB = 2;
test.iNoC = 3;
test.iNoX = 4;
test.iNoY = 5;
return 0;
}

以上、小ネタでしたw

スポーツと円卓のちから

月イチで開催している職場フットサルの打ち上げで思ったことのメモです。

 

普段の職場では決して十分なコミュニケーションが取れているとは言えないのだけれど、その日はやけにみんなで楽しく会話出来たなーと思ったので、なんとなくふりかえりをしてみることにしました。

 

いつもと何が違ったんだろうか?

これかなぁ…と感じたのは次のことでした。

 

  • 普段の職場から離れて非日常を感じたこと
  • スポーツで体を動かしたこと
  • 円卓で飲み食いしながら会話したこと

 

普段の職場から離れることで、非日常を演出できたのが良かったと思う。いつものなんとなくどんよりシ~ンとした雰囲気から開放されたように思います。普段PCに向かって作業をする時間が長いので、スポーツで体を動かして汗をかくことが、肉体的にも精神的にもデトックス効果があって良かったのかな。珍プレーも好プレーもあって、みんな自然と笑顔になる瞬間もあったし(^^)

 

そして、円卓で飲み食いしたこと。これが意外と効果的なんじゃなかったのかな、と思いました。居酒屋などの四角い長机だと対面の人の顔はよく見えますが、それ以外は、意識していないとなかなか見れません。反して円卓では、ほとんどの人の顔が満遍なくみえますし、特定の人というよりは、基本的にみんなと話すという意識になりやすと思います。

 

これは、普段の現場のミーティングなんかを思い返しても、大事なこのなんじゃないかなって思います。問題を解決する場合は、人ではなく問題と向き合うために、物理的なレイアウトを、そのような配置にするとより効果的だという話を「Amazon.co.jp: これだけ! KPT: 天野 勝: 本」でも言っています。物理的な配置を根本的に変えるのは難しいと思いますが、ミーティングや飲み会などなど、ちょっとした工夫でより効果的なコミュニケーションがとれるならば、これは是非やるべきでは?って思いました。

 

てことで、次回も楽しみです。

また、新しい気付きがあるといいな

 

 

アジャイラーは魔法使いなのか?

アジャイラーは魔法使いなのか?

 

奇跡のマネージメントを前提とした開発をしている人から見ると、リーンやアジャイルで開発している人をつい別世界の人と考えてしまうことがあるように思う。あの人達は、恵まれており、特別で、特殊な能力を持っているので、そんなことができるのだ…と。

 

本やネットの記事を見ているだけだと、すごいなー、いいなー、って憧れつつも、どうせ雲の上の人だからなんだと考えがちで、軽い思いつきで動いても、確たる信念みたいなものもないので、すぐに頓挫して止めてしまう。そして、これまでと殆ど変わらない、いつもの毎日を過ごすことになる。

 

果たして本当にそうか?

アジャイラーは魔法使いなのか?

 

社外の勉強会で、いろいろな現場の人と話をすると、それは少し違うということに気づく。確かに、先進的な取り組みをしている人もいるのだけれど、同じように悩み、困り、失敗している人も沢山いることを知る。そして、先進的な人も、最初から先進的だった訳ではないし、失敗している人も、その失敗を糧にして前進しようとしていることなんかも知ったりする。何より、前向きに、地道に挑戦し続けている人達が、確たる権力や役職を持っている訳でもない、自分と同じいちエンジニアだったりすることも多くて、決して魔法使いなんかではないことを思い知る。それどころか、限られたリソース、時間の中で、より価値のあるソフトウェアをつくるためにどうしたら良いかを、奇跡のマネージメントなんか当てにせず、自分の頭で徹底的に考え抜いて実践している徹底したリアリストだったりする。

 

社外の勉強会へちょいちょい顔を出すようになって、だいたい1年半くらい経つ。そして、その時々で新しい知識を仕入れたりしている。そもそも勉強会へ行く動機は先ずはそこにある(あった)のだから当たり前なのだけれど。ただ、最近それ以上に価値があると思えるのは、ディスカッションなどで同じグループになった人達のそれぞれの現場の経験談を聞けることなんだと思う。本人から直に聞いた話というのは、本やネットの記事を読むのとは違う。失敗談ですら勇気をもらえる。私も自分の現場の悩みや失敗を相談することもある。もちろん藁にもすがる思いでそうしているのだけれど、そんな現場の悩みや失敗談ですら、時として人に気付きや勇気を与えることもあるんだよな・・と思う。

 

最近は、以前と比べて社内で何かしらの活動をするときに、共にトライできる仲間が増えてきたけれど、たまに社外の勉強会で色んな現場の人と話す度に、何かしら新しい気付きをもらえている気がする。最近ではTwitterFacebookなどの便利なSNSもあるので、うまく使えば普段のそれぞれの現場のトライを簡単に知ることができる。それほどコストをかけずに刺激し合える。SNSの好き好きはあるとは思うけれど、可能な限り活用すべきだと思う。

 

普段の現場から離れて、社外の色んな現場の人と語り合う場を持つことは、エンジニアにとってとても大切なことなんだと思う。

 

もっと外に出よう。

 

[2014/3/4(火)]アジャイルサムライ横浜道場「ざっくりわかるアジャイル開発」へ参加してきました

2014年始動の会 アジャイルサムライ横浜道場 「ざっくりわかるアジャイル開発」 - アジャイルサムライ読書会 横浜道場 | Doorkeeper へ参加してきました。昨年読書会がひと回りし、心機一転シーズン2がついに始まりました。

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今回は第1章「ざっくりわかるアジャイル開発」がテーマでした。

昨年までの通常回は、グループ内で輪読してディスカッションするという形式だったのですが、今回からは、プレゼンターの方(今回は道場主の KIMURA Takao (tw_takubon) さん)が30分程度スライドを使って解説した後、グループ毎にテーマを選択してディスカッションする形式になりました。今回は、初参加の方が3(4?)名ほど居たかな。その内のひとりは、現在の私の現場の開発チームの人でした。同じ現場で問題を共有できる人が一緒に参加できたことはものすごく嬉しい。

 

さて、今回わたしが参加したディスカッションのテーマは次の2つです。

  • 3つの真実
  • 価値ある成果(ソフトウェア)を毎週届ける

どちらも参加者のコンテキスト毎の経験などを交えてディスカッションしたことで、普段の自分の現場内だけでは、出ないような意見に刺激を受け、また、気付きを得ることができました。

 

今回のディスカッションで使用したホワイトボードをメモがてら残しておくとします。

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参加者の人が普段ガッツリWF開発をやっているということもあり、アジャイル開発との違いと、如何にして必要な要求を顧客から引き出すかについて語り合いました。顧客から価値ある要求を引き出すには、ドキュメントだけでなく、動くソフトウェアかそれに近いモノを見せるなど、できうる限りの手を尽くすべきだと…理論的には、無限の時間と予算があれば、全ての要求が固まってから開発に着手することができるかもしれない。がしかし、私達は、そんな理想的な世界には生きていない訳で、じゃどうするのが現実的なのか?限られた時間と予算でより価値の高いソフトウェアを提供するにはどうしたらいいのか?その答えのひとつがフィードバックを前提とした開発をすることなんじゃないかという話になりました。早めにフィードバックが得られる手法でやっって、開発する側と発注(評価)する側とのギャップを極力小さいうちに埋めていくのが現実解なのかなと感じました。

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価値とはなんでしょうか?

誰にとっての価値でしょうか?

普遍的なものでしょうか?

答えはひとつではなく、ステークホルダー毎に価値は異なるよね?という話をしました。例えば、経営者にとってはビジネス(金を生むこと)が価値でしょうし、プロジェクト管理者にとっては計画通り開発が進んでいることにも価値があるということです。(私達のような)開発する人にとっては、早めのフィードバックを得て次のイテレーションに活かせることにも価値がある訳です。なので、普段我々が開発しているものは、いったい誰に何を提供しているのか?ということを自分の現場でも改めて考えてみることが大切なんじゃないかなと感じました。職場でもこういう風に普段の業務とは一歩距離を置いたディスカッションができると良いのになぁ…

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そして、ちょうど今読んでいる本「Amazon.co.jp: Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン: Mary Lynn Manns, Linda Rising, 川口 恭伸, 木村 卓央, 高江洲 睦, 高橋 一貴, 中込 大祐, 安井 力, 山口 鉄平, 角 征典: 本」のお二方にありがたいお言葉とお名前を一筆ずついただきました。

KIMURA Takao (tw_takubon) さん、たかS (takaesu0) さん、ありがとうございます。

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一筆いただいて気合も入ったことですし、こちらの本も、最近何かと停滞していた私(達)の現場を前進させるために、ぜひ活用していきたいと思います。

 

そんな訳で、明日からも頑張りましょうか。。。

 

身近なアンチパターンについて考えたこと

普段の生活の中のふとした瞬間に、これってアンチパターンだなぁ…

って感じることが時々あります。

 

そう思った瞬間は結構印象に残るような気がするのですが、結局忘れてしまい、次に同じようなことがあったときに、同じようにまた思い出す…っていうのがよくあるので、今回はBlogに書き留めてみることにしました。

 

今回感じたのは、自己犠牲パターンとでも言いましょうか、とにかく皆のために自分を犠牲にして頑張ってしまうパターンです。責任感の強い人に、そういう傾向が強いような気がします。自分が犠牲になることで、目標が達成されるのならば、それで良いじゃないかという、一見美しく素敵な考えにも思えます。ですが、私はこれは、良くない(というかキライな)考え方だと思っています。

 

緊急時だけならともかく、それが常態になってしまうと、その人は、常に自分の犠牲を前提にして行動するようになります。いろいろと面倒なことは、何だかんだ言っても最終的に自分が我慢すれば済むんだから…と。自分が犠牲になることを前提にして行動するため、負担は増えていきます。それでも頑張って増えた期待に応えようとします。しばらくは、なんとかこなせています。周囲から信頼され頼りにされ、しばらくはとても気持ち良くなります。

 

ですが、これって持続可能でしょうか?

このままうまくやり続けられるでしょうか?

 

負担が増えても、個人でできる作業の量には限界があります。もちろん、慣れや成長によって、効率は上がることもありますが、増え続ける負担にいつか追いつけなくなります。結果、品質が低下(ミスが増える)していきます。ですが、忙しいので、その時はそれには殆ど気付きません。さらに悪いのは、品質が低下したことで、さらに余分な作業が増えていきます。しかし、忙しいので、発生した問題に対して、場当たり的な対応をする時間しかありません。常に忙しくてなかなか休めないので、疲労やストレスも蓄積していきます。心身共に疲弊していきます。そして、失敗した時は、自分が頑張った分、より多くのダメージを個人で被ることになり、場合によっては、一気に心が折れかねません。

 

個人の心にはトラウマとなって残り、次の挑戦への芽が失われます。
結果、チームや組織に停滞をもたらします。

 

よく、人生がマラソンに例えられますが、まさにその通りだと思うのです。もちろん、ある瞬間をペースも考えずとにかく全力で突っ走ることが必要な時期があるのも否定はしません。ただ、それは一時的なものと考えます。私達は、チームで力を合わせて、なるべく継続的にアウトプットを出し続けられるようなペースや仕組みを自分たちで考え、作っていく必要があると思うのです。

 

そのためには、自己犠牲パターンは、私はアンチパターンだと考えます。

 

同じ目的に向かう仲間と互いに補い合える関係を普段から築いておくこと。そして、アイデアや計画、行動に対して常にレビューがかかるような状態で、挑戦し、成功も失敗も個人でなくチームで受け止めて、次への糧にすることこそ、継続的にアウトプットを出し続けるためのひとつの手段だと思います。

 

イマイチまとまってませんが、そんなことを考えた今日この頃でした。

 

 

[2014/2/13(木)-14(金)]Developers Summit 2014 へ行ってきました

翔泳社さんが主催している開発者のためのITカンファレンスDevelopers Summit 2014、通称デブサミ2014へ初参加してきました。昨年は、知人に誘われつつも、仕事の都合で参加できなかったので、ついにリベンジ出来ました。2日間に渡ってスピーカーの方々の熱い話が聞けて非常に良い刺激になりました。特に2日目は記録的な大雪にも関わらず、ものともせず参加する熱いデベロッパー魂の猛者が大勢いることに驚愕しました。大雪にも関わらずデブサミ会場は熱かった。さすがデベロッパーサミット!!!

 

全体のまとめについてはサイト「デブサミ2014、講演関連資料まとめ:CodeZine」さんがまとめてくれていますので、今回自分が参加したセッションについてメモがてら簡単な記録を残しておこうと思います。

 

【1日目】2/13(木)

セッション資料 関連レポート
【13-A-1】クラウドがもたらした多様な破壊と創造(新野淳一/玉川憲/佐俣奈緒子/仲暁子/長谷川秀樹/三村真宗/吉田浩一郎/大石良 Togetterなかやまろぐ
【13-A-L】ビジネスアプリケーションとつながる「Heroku1」のご紹介(相澤歩〔Heroku〕) Togetterなかやまろぐ
【13-E-3】クラウド時代の環境構築・デプロイ自動化戦略(吉羽龍太郎〔アマゾン データ サービス ジャパン〕) Togetter
【13-C-4】iOSにAndroid、百花繚乱モバイル開発環境を比較する(細川淳〔シリアルゲームズ〕(エンバカデロ)) Togetter
【13-D-5】[U30]フロントエンド開発者になるための切掛と行動/酒巻瑞穂ソフトウェア開発を勉強し始めて3年間でやったこと~After~/きょん(酒巻瑞穂〔エス・エー・エス〕/きょん〔オンザロード〕) Togetter
【13-E-7】Yet Another Your Story(Enterprise TED 3)(司会:高柳謙、川添真智子/小川充/たかのあきこ/中野雅之/梅澤雄一郎/平栗遵宜) Togetter、登壇者の事後談(小川充/たかのあきこ/梅澤雄一郎/平栗遵宜

 

【2日目】2/14(金)

セッション資料 関連レポート
【14-B-3】モバイル版グーグルマップのUXはいかにして作られたのか?(石塚尚之〔グーグル〕) Togetter@yukio_andoh
【14-D-4】デベロッパー戦国時代!ストーリーをつなぐ開発環境と3つの秘訣(長沢智治〔アトラシアン〕) Togetter講演者の事前告知講演録画など@tchikuba@akiko_pusu
【14-B-5】ピンポンゲームでスクラム体験ワークショップ(川口恭伸〔楽天〕) Togetter講演者の事後談
【14-A-6】Play2/Scalaでドメイン駆動設計を利用した大規模Webアプリケーションのスクラム開発の勘所(吉村総一郎〔ドワンゴ〕) Togetter登壇者の事後談
【14-E-7】デブサミ2014版プロレス as a Service ~ PaaS(【レフリー&司会】川田大輔) Togetter締切直前企画

 

 いろいろとセッショントークや、ワークショップに参加してみましたが、デブサミの2日間を通して一番印象に残ったのは、ショートストーリーだったにも関わらず Yet Another Your Story(Enterprise TED 3)の平栗さんの話「31歳無職、ベンチャーへ行く」かなぁ。出で立ちもインパクトありましたし、とにかくストーリーが面白くて印象に残りました。技術云々とかではなく、不思議な魅力とパワーのある方でした。まさに異端児という感じがして。機会があれば、是非またお話をきいてみたいと思います。後日、この記事「東大法学部卒(31歳・無職)が半年でプログラマーになれたのは生存本能のおかげ~『freee』開発者・平栗遵宜さん - エンジニアtype」を見て知ったのですが、東大卒なのですね。頭がキレるはずですw

 

体験したワークショップ(ピンポンゲームとかTOCfE)は、是非自社内の勉強会でも試してみたいと思います。

 

アルバム コメント
f:id:orinbou:20140213095958j:plain 雅叙園、デブサミ会場へと続く通路。和の雰囲気たっぷりで、かなりオサレです。
f:id:orinbou:20140213163846j:plain ひな祭りが近いこともあってか、つるし雛が綺麗に飾られていました。
f:id:orinbou:20140213163851j:plain そして、水面には五人(もっと大勢??)ばやし達が賑やかに「お・も・て・な・し」してくれます。
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さらには、鮮やかな桜色の着物まで展示してありました。

場馴れしない自分としては、オサレ過ぎて倒れそうでしたw

 f:id:orinbou:20140214134937j:plain デベロッパー憧れの登壇台…
 f:id:orinbou:20140225023959j:plain 高視野角HMD「Oculus Rift」を体験してみました。視覚情報だけなのですが、ジェットコースター搭乗映像を流してもらうと、体が倒れそうになったり、現実に近い高所を感じたりしました。そして変な汗もかきました…^^;いかに視覚からの情報の影響が大きいかということを思い知らされました。こういう風に体験できるブースがあるのも、デブサミならではですね。これは楽しい♪ 
f:id:orinbou:20140213182920j:plain こちらは、【13-E-7】Yet Another Your Story(Enterprise TED 3)の一コマ。たかのあきこ氏による「奥様デブサミに立つ」による、ちょっといい話です。
f:id:orinbou:20140213175256j:plain こちらは、【13-E-7】Yet Another Your Story(Enterprise TED 3)の一コマ。梅澤雄一郎氏による「脱Struts脳のススメ」によるJavaでモテる方法について暑く語っている様子w 
f:id:orinbou:20140213181804j:plain こちらは、【13-E-7】Yet Another Your Story(Enterprise TED 3)の一コマ。平栗遵宜氏の話「31歳無職、ベンチャーへ行く」の図。出で立ちだけで既に面白いw
 f:id:orinbou:20140214135829j:plain 2日目は大雪のため、午後のスケジュールが5分ずつ早まりました。
 f:id:orinbou:20140214140204j:plain 【14-D-4】デベロッパー戦国時代!ストーリーをつなぐ開発環境と3つの秘訣(長沢智治〔アトラシアン〕)の勇姿!!!これからのソフトウェア開発のあるべき姿を熱弁。
 f:id:orinbou:20140214151913j:plain 【14-B-5】ピンポンゲームでスクラム体験ワークショップ(川口恭伸〔楽天〕)の図。
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ちなみに、ルールとしてピンポン球を空中に浮かせないとイケないとのご指摘により、床に並べるこのアイデアは、あえなく不発となりました…^^;

でも、この後に、もっと良いカイゼンのアイデアが出て、130個くらいの記録を出せました。

f:id:orinbou:20140225020118j:plain セッションの合間にTOCfEのオープンジャム「変えたい、変えて行きたいをかたちにする(木村卓央氏、中大和氏)」にも参加してみました。
 f:id:orinbou:20140214170200j:plain アンビシャスターゲットツリーのワークショップを体験しましたが、駆け足なので時間が足りなかった。別の機会にもう少しじっくり学びたい。機会を作らねば。
f:id:orinbou:20140214171714j:plain こちらは、【14-E-7】デブサミ2014版プロレス as a Service ~ PaaS でレフリー兼司会の川田氏が暑く語るの図。ミスターXが怪しすぎますw
f:id:orinbou:20140214170238j:plain こちらは、【14-E-7】デブサミ2014版プロレス as a Service ~ PaaS は綺麗なラウンドガールのお姉さんがタイムボックスを知らせてくれます。
f:id:orinbou:20140214181034j:plain 【14-E-7】デブサミ2014版プロレス as a Service ~ PaaS 終了後に、嬉しいプレゼントをいただきました。ありがとうございますm(_ _)m
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そして、プロレス終わって外を見ると…

ああああああああああああああ!!!!

か、帰れないかも(雪で)…と思った瞬間です。

最終的にはなんとか帰れましたが、案の定小田急線に3時間ほど拘束されました。この日は、渋谷の道玄坂がゲレンデになったりと、もっと大変な目にあった方も沢山いたのようで…皆様本当にお疲れさまでした。

 

そんな訳で、是非また来年も参加したと思います。

できれば、今度は私が誰かを誘って。