機雷がなんだ! 全速前進!

SEというかプログラマというか、日々のエンジニア生活の中で体験したことなどを中心に書き残しています。

認定スクラムマスター(CSM)を取得しました

先月の話になりますが念願の認定スクラムマスター研修を受けてきました。

講師:ジム・コプリエン - James O. Coplien(Jim Coplien)

日時:2015年03/02(月)〜03/03(火)

場所:渋谷 VOYAGE GROUP 会議室 パンゲア

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この日も、日本人だけでなく、アメリカ、バングラデシュ、中国といった多国籍の参加者がいました。なんちゃってアジャイラーの自分にまず最初に刺さったのは、朝会の3つの質問に足りないもの(「チームのゴールに貢献するために…」を常に意識して話をすること!)という指摘と、朝会で毎日スクラムボードを見なおしなさい…という点でした。やってたつもりだったけど、改めて、そこまで意識的にはやってなかった…でも、そういう小さい意識が結果として大きな違いを生み出すんだろうな、と

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ノッてきたのかいつもなのか、Copeも裸足になって熱く語ってくれました。

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2日目後半は、楽天の川口さんも駆けつけてくれてスクラム流の挨拶を教えてくれました。

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得るもの、気付き、出会いなどなどイロイロとあった訳ですが、実践の場(私の現場)で活かしたいと思います。なんせ赤いピルを飲んだ(飲まされた?)訳ですから。

 

セミナー終了後、1週間くらいで、ScrumALLIANCEから認定試験の案内が来ます。メールの案内に記載されているオンライン試験にパスすれば、すぐに認定スクラムマスター(Certified Scrum Master、略称CSM)の認定証が発行されます。ちなみにこういうの(↓)です。

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いつ頃からかは不明ですが、今では日本語で受験できるので英語が苦手な人でも問題ありません。日本語、英語の他にも中国語などのかなりの言語で受験できるようになっていたので、スクラムの認知度が世界的に高いことを間接的に感じました。

 

そして、これはゴールでなく、始まりです。

終わりなき旅が始まります(もう始まってますが…)

いざ

RTMP接続を自前で死活監視する方法

新年あけましておめでとうございます。

年末年始の休暇で、執筆やプログラミングなど色々とやろうと思っていたのですが一家で病に伏していたためでコレしかできませんでした。ほぼ自分用の技メモです。

 

一般的なサーバの死活監視あれこれ

pingレベルのサーバ死活監視やWebサービスやURL死活監視については、無償/有償のサービスが世の中には沢山あります。例えば監視サービスだと「Site Alert(サイトアラート)」とか「Site Care FREE Ⅱ」とかありますし、最近だとやっぱりHatenaさんの「Mackerel」とかですかね。自前で監視サーバを建てるんなら「Hinemos」なんかもあります。

 

RTMP接続の死活監視サービスはないの?

現在ストリーミング配信サービスの開発に関わっているのですが、今回やりたかったのがストリーミングサーバの死活監視なので、監視対象のプロトコルrtmpやrtmpeやrtmptなどです。これらはもともとAdobe社が開発したTCPベースの通信プロトコルで、現在では仕様が「Real-Time Messaging Protocol (RTMP) specification | Adobe Developer Connection」として公開されています。一般的な死活監視サービスでは、この特殊な接続の死活監視をすることができません。

 

と思ってRTMPの死活監視サービスを探したら、「おっ!」ありました!!

こんなビンゴなの(↓)を発見しました。


Webサイト監視サービスで初!ストリーミング配信の監視が可能に! 『AEROALIVE(エアロアライブ)』に、RTMP監視機能を追加 | AEROALIVE | プレスリリースを無償で投稿・閲覧・配信:AEROPRES(エアロプレス)

 

が、情報が2年前から更新されておらず新規ユーザ登録もできなくなっていました…orz

う~ん、残念。。やはり自力でやるか…

 

自前でRTMP接続の死活監視するには?

仕方ないので「rtmpdump コマンド一覧と使い方 : ニコニコ動画研究所」を参考に自力で死活監視する方法を考えてみました。

 

まず下記のツールを入手します。

Linux版とWindows版があります。

今回はWindows版(EXE形式)をダウンロードしました。


RTMPDump 2.4 122213

 

次にダウンロードした実行ファイル一式を任意の場所に配置します。

パスを通す必要もなく、コピーのみでOKなのでとても簡単でした。

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Jenkinsで監視するプロトコル毎に下記コマンドを定期実行させるJobを作成します。ありがたいことにRTMPDumpはコマンドラインで実行でき、かつ、実行結果をEXIT STATUS(成功:0、失敗:1 or 2)として返してくれるので、実行(死活監視)に失敗した場合のみJenkinsでビルド失敗メールを簡単に飛ばせます。

 

         rtmpdump.exe -r rtmp://localhost/vod/mp4:sample1_500kbps.f4v -o rtmp.f4v

  • RTMPE

         rtmpdump.exe -r rtmpe://localhost/vod/mp4:sample1_500kbps.f4v -o rtmpe.f4v

  • RTMPT(※必ず失敗してしまうので監視対象外としました。Win版だからかな?

         rtmpdump.exe -r rtmpt://localhost/vod/mp4:sample1_500kbps.f4v -o rtmpt.f4v

 

念のためRTMPdumpの監視接続時に接続数が増えることも管理コンソールで確認しました。とりあえず、これでOKですね。

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そんな訳で、マニアックな記事で始まった2015年となりましたが、本年もどうぞよろしくお願いします。

 

[2014/12/9(火)]アジャイルサムライ横浜道場 特別編 へ参加してきました

久しぶりにアジャイサムライ横浜道場へ参加してきました。

本日は次回の忘年会を抜かすと2014年内最後の道場勉強会となります。

少々難しい話でしたので、本日の気付きを簡単にメモっておこうと思います。

本日の概要まとめ

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アジャイルサムライ横浜道場 特別編 「アジャイルコミュニケーションプログラム2:コミュニケーションの妖怪マップをつくろう!~コミュニケーションの構造分析ワークショップ~」 - アジャイルサムライ横浜道場 | Doorkeeper

 

講師(自称コンビ芸人「なんでんかんでん」)は、本橋さん(左)、林さん(右)で座学&ワークショップ形式で行われました。そして、写真には移っていませんが、本日はパタランの大御所、羽生田さんも来られていました。

 

本日は、この「エゴグラム」というだんご3兄弟みたいなツールを学びました。

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簡単な説明は上記のとおりです。それぞれのだんごは下記の項目を表しています。

  • P:親(CP:批判的な自我状態、NP:養育的な自我状態)
  • A:大人
  • C:子供(NC:自然な自我状態、CC:従順な自我状態、RC:反抗的な自我状態)

それぞれの良い状態(左)と悪い状態(右)の例が下図になります。

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全体を満遍なく行き来し、かつ、青いエリア同士が矢印で結ばれた状態が良い状態です。逆に、青から赤、または、赤いエリア同士が矢印で結ばれた状態が悪い状態です。この悪い状態を、本ワークショップでは「妖怪」と呼びコミュニケーション「問題」の象徴として向き合います。

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そして、一度でも赤色のエリアに出てしまうと、赤いエリア同士を矢印で結ぶことになるコミュニケーション悪化の連鎖が始まりやすくなるそうです。この悪い状態の連鎖のサイクルを「妖怪のうつり」と表現していました。この話を聞いていて、虐待された人が成長してから自分の子供に対して虐待を繰り返してしまう負の連鎖を想像しました。

本日の気付き

以上の座学を踏まえた上で、ペアをつくってお互いの身の回りのコミュニケーションにおける問題点を取り上げ、エゴグラムを使って分析してみました。自己分析結果(左)と、それを発表した際に講師の方に解説しながら修正してもらったもの(右)です。

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この図からは、分かりにくいですが、以下のことに気付きました。

  • コミュニケーションを見える化すると客観的に考え分析できる
  • その結果、誤認(もしくは、その可能性に)気付きやすくなる
  • 最終的に、実は妖怪は相手でなく自分であることに気付く(こともある)

人間がなんとなく頭で考えることというのは、ロジカルに考えていると思っても、実はものすごく感情の影響を強く受けていて、そのままでは、なかなか正しい分析ができないみたいです。TOCfEの3大ツールもそうですが、今回のエゴグラムのようなツールを活用することで、コミュニケーションの問題を見える化し、分析することで、問題と向き合いやすくなるかもしれないな…と感じました。

 

Gembaの"小さな"越境とその前提条件

このエントリーはDevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」』の18日目の記事です。

昨日のエントリー zakky さんからのバトンを受けて書かせてもらいます。 

自己紹介

昨年の「DevLOVE現場甲子園2013」をキッカケに始めたBlogですが、なんとかまだ続いてますw

まずは自己紹介ということで、Twitterアカウントと同じくorinbouというHNでBlog書いてます。派遣や受託でソフトウェア開発を行うの小さな所謂SI屋で働いています。昨年のDevLOVE現場甲子園では団長の中村洋さん率いる「団」チームで、二回裏に「世界を変える前に現場を変えよう」というタイトルで発表させてもらいました。今年の現場甲子園では裏方専門スタッフ(雑用係)として活動しています。今年の登壇としては、XP祭り2014のLT(オオトリで撃沈…)くらいかな?気が向いたらBlogのプロフページでも見てやってください。

Gembaの"小さな"越境とその前提条件

9月末までの私の現場はお客様先でした。紆余曲折を経て10月から自社に戻りかつて自身が立ち上げに関与していた自社サービスの開発に戻ることとなりました。戻ってまず感じたのは、開発の現場となっている所内がとても静かだったこと。おかげで自分の声だけがとてもデカく感じましたw2年以上もその現場を離れていたことと、前任者からの引き継ぎが全く足りていなかったこともあって、しばらくは、自分が居ない間に変化したことや忘れてしまっていることを思い出しながら苦戦していましたが、その中で、チームがあまりに流動的でモヤモヤしていたので、上司と掛け合って先ずはあえて垣根をつくりました。垣根といっても、悪い意味ではなく、とにかくイロイロなことを言われるがままにやらされていた人達が属するチームを明確にしました。まずは所属する確かな場所があってこそ開発者もアイデンティティが確立する訳で、兼務とかヘルプ要員みたいな人ばかりで編成されたチームって、当事者意識がなくてまともに機能しないことが多いですから。作業をお願いする側も、いつ居なくなるか分からない人に大事なことや時間のかかりそうなことを頼めないってなると、もはやな何なんだその組織は?って話になるし、チームとかいう以前の状態です。越境するには、まず確かなアイデンティティ(根っこ)があってこそだと思っています。でないとただの根無し草でフワフワしてしまうので、突っ込んだ話もできないし、それ故に、個人もチームも成長の機会を奪われてしまいますよね? 

という訳で、ここ1ヶ月半くらい下記のことやりました(※というか、気付いたらやっていた) 

   →所属するチームやプロジェクトを明確にして、腰を据えて作業できるようにする。

  • Step2】かんばん:情報共有、見える化、見せる化(開発者、営業、経営者へ)

   →所属するチーム内で何が起きているか(ステークホルダーに)分かるようにする。

  • Step3】ふりかえり:大層なことはやらない。ちょっとしたことからカイゼン

   →チーム内のことでもいいし、ソレ以外のことでもいいので、できることから改善する。

 弊社のプロジェクトは、中も外も、毎度毎度、個人でタテ割りになっていることが多い(なぜ?)のでイロイロと問題が発生することも多い訳なのですが、少しずつ良い方にサイクルが回り始めてきたように思います。

特に『ふりかえり』では、プロジェクトに全然関係ないことでいいから、少しでもやりにくいと思っている事や、なんだか分からないけど、モヤモヤしていること、などをお互い(最初は2人サシからスタート)とにかく何でもいいから出し合っていきました。で、先ずは自分から腹を割って、ホントに些細な事「事務所内のゴミ捨て当番の偏りが酷いよね」とか「事務所内の湿度が40%切っててヤヴァいよね」とか話してたら「え?そんなことでいいんですか?」ってなって出るわ出るわで…もちろん、Problem(問題)だけでなくKeep(良かったこと、続けること)も出るようになったし、そこからのTry(挑戦)も自発的出るようになってきました。

嬉しかったのは、最近、出張で終日不在となった日(金曜日)があったのですが、翌週の月曜日に出社したらタスクボード(の付箋)が動いていたんですよ。もちろん勝手に動いたっていうオカルト話ではなくて、着手している作業がとある事情でどうしても進められなくなったので、開発メンバーがかんばんボードを見て、自発的に優先度の高い別のタスクをTODO→DOINGにして作業を進めていてくれていたんです。当たり前といえば当たり前のことではありますが、言われたこと(だけ)キッチリやって後は知りません…みたいな感じが当たり前だった、ほんの1ヶ月前のことを考えるとものすごい変化だと思いました。

 

さて、ここまで全然『越境』の話をしていませんが、最後に少しだけしたいと思います。

ウチの社内アルアルとしては、個人のサイロ化が問題になることが多いのですが、今回は、個人のチームへの所属が曖昧であったことから、チームとして機能しておらず、力を集中させることができていないことが問題でした。そういう意味で、メンバーには、まず明確にチームへ所属してアイデンティティを感じてもらうことが、最低限のスタートラインだったように思います。その上で、個人がサイロ化しないように、普段から情報を共有し(見える化)、問題に対してチーム(※必ずしもチームでなく『!個人』という意味。チーム全体でなく、とあるメンバー同士でもいいと思う)で取り組んでいけば、まずは、チーム内メンバー間での"小さな"『越境』がしやすくなるのではないでしょうか?

 

最後に『越境』という言葉の意味を調べてみたら、「不法に…」とか、何となく悪い意味で使われることを前提としているようですが、そこは文脈次第だと思うので気にしない気にしない。とまれ、良いか悪いかはさておき、越境するには、それを乗り越えるためのエネルギーが必要だということにかわりはないと思います。


越境とは - コトバンク

えっきょう【越境】の意味 - 国語辞書 - goo辞書

 

それぞれの現場で、それぞれの人、それぞれのチームなりの越境があると思います。

私も次の越境へ向けて、また明日から進んでいきたいと思います。

 

次の人へ

次は今年の現場甲子園2014で初登壇を経験された kimKimmy さんへバトンをお渡しします。

日々現場で奮闘する様子に私も元気と勇気をもらっています(^^)

どんな物語が聞けるのか、とても楽しみにしています。

それでは、どうぞよろしくお願いします!

 

 

[2014/9/6(土)]“俺の” XP祭り2014体験メモ

先日は初のXP祭りLT体験で記事を書きましたが、忘れないうちにそれ以外に体験した内容もメモがてらここにまとめておこうと思います。

XP祭り2014は、昨年と同様に早稲田大学理工学部キャンパス(東京都新宿区大久保3丁目4-1)で行われました。そしてコチラも昨年と同様に手作り感満載の案内ポスターがお出迎えしてくれました。こういうのとても好きですw

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【H-4 アジャイルコミュニケーションプログラム1】

XP祭り2014:H-4 アジャイルコミュニケーションプログラム1:コミュニケーションの妖怪を召喚であります!~コミュニケーションの問題を妖怪に見立てて解決を探るワークショップ~【ワークショップ】

本橋さん、林さんによるワークショップを体験しました。

我々の身近にある様々な問題を妖怪に見立てて、人ではなく問題そのものと向き合おうというものでした。様々な立場で参加している参加者のなかからペアをつくって、妖怪の問題の抽出→原因→命名→解決策といった感じで、最終的には向き合った問題を解決しようという試みです。私の現場でもよくあることなのですが、ミスや問題を起こすとその原因などを考えもせず人のせいにして終わる…ということがよくありますが、それで本当に根本的な解決ができてるのでしょうか?問題を人から切り離して、また、妖怪というイメージしやすいものに例えることで、楽しみながら(?)問題の本質を考えることができるかもしれないな…と。できれば、社内や現場でこういうワークショップやってみたいんだけど、そもそもそういうことを無駄と考えているような文化だと、まず始めること自体がハードルなのかも

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当日スピーカーをやってくださった本橋さんのブログに当日の様子がまとめられていいますので、詳細はコチラ(↓)をご覧いたけるといいかと思います。


妖怪とうまくつきあう(妖怪のしくみ、もんげーずら) - ari's world

 

ちなみに、来月10月28日(火)にはアジャイルサムライ横浜道場の特別編として、再演(もしくは類似WS?)があるようなので、ご興味のある方は参加してみたは如何でしょうか?すでに募集が始まっているようです。下記のサイトから参加登録ができます。

アジャイルサムライ横浜道場 特別編 「アジャイルコミュニケーションプログラム1:コミュニケーションの妖怪を召喚であります!~コミュニケーションの問題を妖怪に見立てて解決を探るワークショップ~」 - アジャイルサムライ横浜道場 | Doorkeeper

 

【D-6 Motivating Agile Teams】

XP祭り2014:D-6 Motivating Agile Teams【ワークショップ】

次はEiichiro Ogura | Profile | Scrum Allianceさんによるチーム開発のモチベーションに関するワークショップでした。自分自身のモチベーションを駆り立てる要素とは何でしょうか?普段あまりそんなこと考えずに行動しているのですが、きっとその人毎にモチベーションをUPするツボ(やる気スイッチ的な?)っていうのは当然違うはずですよね。で、人のやる気SWはもとより、そもそも、自分自身のやる気SWって何なの?っていうのを、このワークショップでは見える化してくれます。詳細はSlideShareにUPしてくれている下記のスライドをご覧いただければと思うのですが、ヒトコトでいうと、色んな視点からの価値観(例:品質、納期、新しさ、学び…etc.)が書かれたカードでババ抜き(5〜6順)して最後に手元に残った(残した)カードに書かれている価値観が、自分が普段大切にしている価値観になるというババ抜きのようなポーカーのようなゲームです。

Motivating Scrum Team

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ちなみに私の手元に最後に残ったカードは上記の5枚でした。

で、この5枚(チャレンジ、学び、成長、高め合える仲間、お客様からのありがとう)の中からさらに3枚を選択して上記のように並べます。

この3枚のカードが私のモチベーションをUPするために必要な(?)価値観ということでした。確かに言われてみれば、この3つがPDCAのサイクルのようにグルグルと回る(チャレンジ→学び→成長)ことを意識しながら行動している(というか、したいと思っている)と言うのは自分でも納得できました。また、一緒にワークショップをした人が大切にしている価値観というのも見せてもらうことで、単にモチベーションをUPする…ために必要な要素って、やはり人によって全然違うんだなぁ…と改めて気付けた気がします。例えば、普段一緒に働いている開発チームのメンバーが大切に思っている価値って何なんだろうか?チームビルディングするにあたり、こういう要素も重要だし、他の人が自分と同じ価値観だと決めつけてしまわないようにしたいな、と改めて感じさせられました。

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さらに、選んだ価値観を日常(※今回はソフトウェア開発という視点から上記のようにScrum開発の日常になっていました)のどこに配置するのか、によって、どのくらいの頻度や大きさで、それを実践しようとしているかということが見えてきます。これも面白くって、デイリー内に置く人もいれば、リリースのタイミングに自分が選択した価値カードを置く人もいて、何を選択したか?と同じくらい面白いな、と感じました。価値の選択もそれをやろうとするタイミングも人それぞれなんですね。そして、それがそれぞれの人のモチベーションUPにつながるんだなぁ‥と

 

【B-7 なぜアジャイル開発はうまくいかないのか? 】

XP祭り2014:B-7 なぜアジャイル開発はうまくいかないのか? 〜ソフトウェア開発の本質とエンジニアの生き方【講演】

最後はSonicGardenの倉貫さんの講演を聞きに行きました。(※途中参加でしたが)

例えば今までのSIerのビジネスモデルの中でアジャイル開発をやろうとする限界や文化の違いに関して体験談を交えていろいろと面白い話をしてくださいました。 で、なんと当日LTやったので優先的に本をいただけるということで、まさに今話題沸騰の下記の本をいただきました。ありがとうございます。私はもう読んだのですが、せっかくなんで、今社内で回し読みしています(買えよ!というツッコミは無しでお願いします…^^;)

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 そして、最後の最後はXP祭りの打上げの渾身会でした。

ここでは途中で終わってしまった例のLTの続きをやらせてもらいました。

皆さん、ものすごく協力的かつノリが良くって、気持よくLTさせてもらいました。

そんな中、XP祭りのゲストで、下記の講演をしてくれたJoeさんもLTしてくれました。

XP祭り2014:G-4 Taming Big Balls of Mud with Diligence, Agile Practices, and Hard Work【講演】

 

 そのときの様子がツイートされています。

 

JoeさんのLTの中で「リーン(トヨタ式生産方式)もアジャイル(スクラム)も日本で生まれ、海外で育ってまた日本に戻ってきた。だから、君たちももっと世界に出て、日本のことをしゃべれよ!」という部分と「今年と同じことを来年もやってたら、それはアジャイルじゃないよ!」っていう部分がもの凄く印象的で心に残りました。そして、最後の〆は「Don't do agile, be agile!」 っていう(俺の大好きな)言葉で終わりました。イカスぜJoeさん…そして、さすが分かってるな〜なんて思ってしまった。当日パッとメモった走り書きと記憶を頼りに書いているので、もしかしたら、少し言い回しやニュアンスが違うかもしれないので、その辺はご容赦を。間違っていたら逆に指摘してもらえると非常にありがたいです。

 

今回のXP祭り2014のLTスピーカーやワークショップ体験、また講演を糧にして、来年も今年と同じことをやってないよう、新たな志で持って自分の現場に挑みたい…という気持ちにされられた一日となりました。来年もまた参加したいと思います。もちろん、例のLTのリベンジも画策しながらねw

 

 

[2014/9/6(土)]“俺の” XP祭り2014でLTしてきました

という訳でタイトルのとおり先日9/6(土)の「“俺の” XP祭り2014」でLTしてきました。

事の発端は、遡ること昨年初めての参加した「XP祭り2013」でのことでした…

スタッフの侍れっど君(@samuraiRed)に軽〜く「来年LTやってね♪」って笑顔で言われ、何も知らない俺は「ええよ~♪」って軽く答えたのでした。この時、まだ昼の野良LTくらいしか見てなくて、最後のLT祭りinXP祭りを体験する前のいたいけなおじさんは、その意味を理解していなかったのです。いざLT祭り本番になってことの重大さに気付きました。POStudyの関さん、楽天の伊藤さん、アジャサムの西村さんなどのメジャーリーガー級がバンバン出てきて、ものすごくハイレベルなLTを繰り広げている…おじさんに旋律走る…

でもまあ1年もあるし、来年参加するかも分からんし、彼もどうせ覚えてないだろうし…とかいろいろ気楽に考えてしばらく忘れていたのですが、今年のXP祭り募集が始まると、ふとそのことを思い出したのでした。こくちーずでのXP祭りの申込って「LT応募」とセットなんで、一考してからエントリしようと思って軽くその旨をSNSで呟いたらそれを拾われてしまったというねwで、今年はLTのエントリ数が多いと関係者から聞いていたので、ま、通らんやろ…って思ってたんですが見事に通ってしまうとw

そんな訳で、結局やることになった訳なのですが、当日あんなに大勢の人の前でLTするのは初めての経験でした。軽く100人以上は居たのかな?で、さらになんの間違いかオオトリLTをやらされるというねwこれはもう完全に人為的な何かを感じますが、それはそれとして、感想をひとことで言うならば、超楽しかったということです。

前夜までシコシコ作っていたLTスライドがなんと削っても90枚弱になってしまい、絶対5分で終わらんボリュームに…でも、どうしても削りきれなくて(削りたくなくて)そのまま望んた結果がLT終了時のドラ鳴りの時点で進捗76.6%(69/90)というひどい有り様に…もしこれが開発なら完全にリリース失敗なアレです。そうデスマです。前夜、超早口で何回か練習した時はギリギリ入り切るか、切らないか…くらいの感覚だったのですが、もともと緊張しぃなので、めっちゃ緊張していたのと、聞いてくれてる方々の反応を感じながら、つい余計な言葉などを挟んでしまったのが原因かなぁ…と。。。

なのに、本当に楽しかったです。もうホント心の底から。人前で話すのって昔から苦手でしたし、今も決して得意ではないと思っているのですが、ここ最近は失敗も含めてそれを楽しめるようになったというのは自分でも驚きでした。アジャイルやXPと出会ってその辺のマインドセットが変わったのかも。オオトリLTが中途半端なところで時間切れとなり聞いてくれていた人達には少し申し訳ないような気もしますが、そういう失敗も含めてのXP祭りなんじゃないかと、勝手に思ったりしている訳で、もし仕事のプレゼンだったら、もちろん確実に時間ない終わる内容にしたと思うけど。

今回は、削らなきゃイケないことは分かっているけど、削りたくないという、個人的な気持ちでオラオラ突き進んでみました。もちろん反省すべき点もあったので、もし次回リベンジするチャンスがあれば是非また挑戦してみたいなと思いましたが、今回は”楽しめた”ので個人的にはとても満足してますし、そういう意味では成功なのかなって思ってます。ありがたいことにXP祭り後の懇親会で続きを再度LTさせていただくことができました。そんな場をつくっていただけたスタッフの皆さんにはホントに感謝です。

そんな訳で、一応私のLT資料(人生初SlideShare)へのリンクをココにも載っけておきます。

最後に今回登壇してみて、改めて気付いたことをまとめておきます。

  • やってきたことの総括/棚卸しができる
  • やってきたことの長所と短所について考える機会となる
  • 上記を踏まえて次の行動を起こす際の起点となるかも
  • SlideShareでスライドを公開すると色んな人からフィードバックが貰える
  • 人前でプレゼンするとても良い実践練習となる(※いえ実戦です)
  • 超楽しい(時間どおり終わらないという失敗をしてもなお)

もし、今回のLTが「メジャーリーガーじゃなくてビギナーでも登壇してもいいんだ!」とか「登壇するほどじゃないと思ってたけど、あのくらいでいいなら俺達もっとスゴいことやってるぜ!」みたいな方々がどんどんと登壇するキッカケになったらとっても嬉しいな…と思っています。

それではまた来年(やるのかな?)^^;

[2014/8/23(土)]DevLOVE現場甲子園2014にスタッフ参加してきました

さぁて、サボっていたブログを久々に更新しますよw

という訳で、少し遅い報告となりましたが「DevLOVE現場甲子園2014東日本大会」に参加してきました。

https://dzpp79ucibp5a.cloudfront.net/events_banners/11792_normal_1404427898_devlove-east.jpg(今年もdesigned by @s_kicさん)

昨年のイベントでは貴重な初登壇を経験をさせていただきましたが、今年は裏方スタッフとして参加しました。

スタッフ参加のキッカケは、昨年のイベントで登壇した後にFBグループに「DevLOVE甲子園」というのがあったので、イベント参加者はみんなここに参加するもんだと思ってグループにも入れてもらったのです。…が、どうやらスタッフ用のグループだったことを後から知るというw

社外コミュニティのイベントスタッフは未経験なので、きっと良い勉強になるんじゃないかな…と思い、今年は思い切ってスタッフから参加させてもらうにしました。

で、去年は自分が発表するスライドの準備でホントにいっぱいいっぱいになってて気付かなかったのですが、イベント開催の8/23(土)から遡ること半年くらい前から、スタッフメンバーでちょこちょこ集まっては、イベント企画、コンセプト作り、構成、デザイン、場所の確保、レイアウト、人集めなどの準備をコツコツやってきました。私は最初の何回かは都合が合わなくて参加できず、実質的には4月くらいからの合流となりましたが、沢山の人が集まるイベントというのは、やはりそういう積み重ねの結果出来上がったものなのだということを改めて実感させられました。

今年は日本オラクルさんに場所を提供していただき、一般参加者は160名という人数を上限に募集され、早々にキャンセル待ち状態となりました。1周間前で約30名ほどのキャンセル待ちが居る状態でしたが、当日参加してくれたのは100名強ということで、MAX人数来ても大丈夫なように準備に準備をしておいた身としては少し寂しい気もしました。そういえば、DevLOVEのイベントに参加した時にパンダさん(@papanda)が繰り返し「ドタキャン」は辞めましょう!って必死に訴えていたことを思い出しました。多くの関係者の人達が長い時間かけてコツコツ準備してきたことを考えると、今更ながら身に染みる言葉です。とは言え、スピーカーは全6トラック(創、考、守、心、技、隊)合計で60名、スタッフや関係者も含めると総勢165名の方々が参加してくれた大きなイベントになったことは、スタッフ初経験の身としては、とても有り難く、楽しい時間になりました。当日参加してくれた皆様、本当にありがとうございました。

今年は、DevLOVE広島が立ち上がったということもあり、その中心となったザキさん西さんが選手宣誓をやってくれました。そして参加者同士で行ったダイアローグのファシリテーターも務めていただきました。本当にお疲れ様でした。嬉しい事に、参加者の投票で選ばれるMVPと準MVPのうち、準MVPをめでたく西さんの「中間管理職がいなくなったらプロジェクトがうまく進みだしたよ♪」が受賞されました。おめでとうございます(^^)

そして栄えあるMVPは、SonicGardenの西見さんいつまでクソコードを書き続けるの? 〜出来るプログラマだけが知っているコードレビュー7つの秘訣〜」でした。

この日から「クソ」→「天使」というオートトランスレートが流行ってるような気がしますw
おめでとうございました。そして登壇ありがとうございました。
 
当日は裏方として走り回っていたので、あまり多くの方の発表を聞けなかったのが少し残念でしたが、なんとDevLOVE現場甲子園は、さらに年内に
  • DevLOVE現場プレイバック甲子園:昨年のたてらぶ相当
  • DevLOVE現場甲子園日本シリーズ:東西大会の代表が激突する今年の完結編
というイベントが予定されています。なんとスタッフの皆も当日知るというw
今回、私が参加した東日本大会とは別に、同日開催で関西では「DevLOVE現場甲子園2014西日本大会」が開催されており、そちらも盛況だった模様です。なので日本シリーズでの東西交流戦がどうなるのか今からとても楽しみです。
上記のイベントについては、近日中に告知がされると思いますので、また沢山の方に参加してもらえたらな…と思っています。