機雷がなんだ! 全速前進!

SEというかプログラマというか、日々のエンジニア生活の中で体験したことなどを中心に書きためていくことにする。

今年の個人的な流行語は「Git」と「プルリクエスト」※今更ではあるが…

2015年も今日が最終日。

今年は(も?)自分なりの目標を立てて挑んだ一年。

技術のみならず、チームとかマインドセットとかモヤモヤしたものに挑んだ一年でもありました。

 

モヤモヤの部分を語るには、ここは適切で無いかもしれないので、それはまた別の機会に譲るとして、今年そのモヤモヤの部分に大きく影響を与えたツール「Git」について少し書いてみようと思います。

SVN

今年の始めは、バージョン管理はSVNで行っていいました。

既に社内にGitの環境はあったのですが、社外の現場と連携したソースコードの共有を行う必要があったことからクラウドベースで運用していたSVNを選択しました。並行してチームメンバーで作業を見える化するためにタスクボードは先ずは下記のようなスタンダードなカタチから始まりました。

 

f:id:orinbou:20151231204431p:plain

チケットの粒度が大きくて、作業が完了しないまま次の作業が始まるケースが多発して、価値を産まない仕掛中のタスクが多発する傾向にあったのでWIPを設定しました。

 

f:id:orinbou:20151231204636p:plain

さらに、個人作業がメインで完了の定義があいまいだったタスクを、他の人がチェックするようにしました。

 

f:id:orinbou:20151231204731p:plain

これにより個人任せだった完了定義と品質が少しずつ改善されていきました。

 

Git(bucket)期

社外メンバーとの連携の制約が解かれて、晴れて(?)社内のGitbucketでのバージョン管理が始まりました。最初は、ひたすらmasterブランチへPUSHするSVNのような運用を行っていましたが、プルリクエストを前提とした運用を始めました。これにより、動作的な確認だけでなくコードベースのレビューが自然の流れで可能になりました。当初はSVNの時の運用と違って、いちいちブランチを切るのが面倒くさく感じたのですが、プルリクエストの恩恵に気付いてからは、その手間はあまり気にならなくなりました。加えて、フィーチャーブランチを切る時に悩まないよう、ブランチの命名規則をルール化(案件を示す英字一文字_ISSUE番号)したことで、さらに気にならなくなりました。

 

f:id:orinbou:20151231210043p:plain

が、チームメンバーが増えるに従ってどれを誰がやっているのかが分かりにくくなるという新たな問題も発生しました。

 

f:id:orinbou:20151231210759p:plain

そこで、現在(今年の最後)は、タスクボードは上記のようなカタチになりました。新たにレビュー待ち、レビュー中という状態のレーンも設けることで、以前と比較して【実装】→【レビュー】→【完了】までの流れと状態がかなり分かりやすくなりました。また、この流れはプルリクエストを出してからレビューしてマージするまでの流れと非常に非常に非常に…自然な流れでシンクロしています。

 

プルリクエストの文化を徹底するため、ふりかえりなどで運用のしかたを相談して、masterブランチ、developブランチには直接PUSHできないよう、フックスクリプトを設定して事故を未然に防ぐような運用にしました。

 

あとは、ブランチ戦略としては

nvie.com

 を参考に、先ずは下記のようなシンプルなルールで運用をし始めました。実際は、下記をベースにテスト用のブランチやドキュメント用のブランチをケース・バイ・ケースで切るなどの試行錯誤や工夫はしていますが、現在でも大枠は下記の戦略です。

f:id:orinbou:20151231235453p:plain 

これによって、何が変わったか?

ですが、下記のような目に見えた恩恵がありました。

  • レビューをする文化の定着
  • 責任の分担(ソースコードの共同所有)
  • ソフトウェア品質の向上
  • 開発スピードの大幅UP(※メンバーにもよるけど半端ないくらいUPした)
  • 柔軟なリリース(プルリクブランチのマージを選択することで可能)
  • 人のソースコードを見る習慣から自然と学びがある

ハッキリ言って本当にいいコトずくめで、考えてみてもデメリットは思いつかないくらいです。

 

良い文化というものは、ツールの力を借りはするものの、それはメインのパワーとはならないと思っていたのですが、Gitとプルリクエストは、上記のような恩恵をもたらす文化を醸造するのにものすごい力を発揮してくれました。

 

モチロン結局は運用するのは人なので、このような機能を良くも悪くも使えるとは思いますが、個人的にはこれを使わない手はないと思っています。(※だって只だし)また、メンバーが必要を感じて段階的にカイゼンしていけたことも(今思えば)結構大事なことだったんじゃないかなと思います。押し付けて一方的にやらせていたらまた違った結果になっていたんじゃないかなぁ…

 

使ってる人にとっては今更イマサラですが、巷ではなんかGitが流行っているなぁ…と思ってから随分と時間が経って(気付けば数年?)しまいましたが、その恩恵を感じた一年でした。

 

個人的に今年は燃えプロ(※炎上プロジェクト)もあって、イロイロと大変なこともありましたが、チームメンバーと同じかそれ以上にGitとプルリクエストに助けられた年でもありました。たぶんSVNとかTFSを今までどおりの感覚で使ってたらもっと炎上していたんじゃないかなぁ…(※これらのツールがダメという訳ではないです。ちゃんと使えばいいだけだとは思います)

 

今、いっぱい飲んで年末を堪能しながらいい気持ちでこの記事を書いています。

きっと誤字もたくさんあることでしょうが、ご容赦ください。

 

それでは、今年も残すことろあと2時間…

 

良いお年をお迎えください。